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(15禁)ぐっと下唇を噛む土方の、そんな悔しそうな顔が好きだ、なんて。

ぐっと下唇を噛む土方の、そんな悔しそうな顔が好きだ、なんて。
大概自分でも悪趣味だと自覚している銀時は、そっと唇を撫でてやる。
耳元でささやけば、真っ赤に染まる頬と耳。
そのどこか初心な反応もまた、銀時のお気に入りだった。
「可愛い…土方くん。」
自分の声が上ずっていることに、耐えることに必死な土方は気づいていないのだろう。
ねぇ、ここ、硬くなってるよ?
そんな卑猥な台詞を言ったら、きっと目に涙を浮かべて睨んでくるのだろう。
想像しただけで、銀時こそ性器に熱がいくのをおさえられない。
普段は涼しげな目元が、今はうっすらと血の色を浮かべ、瞳はやり場がないのかゆらゆらと定まらない。
指を絡めると、汗をかいた土方の手のひら。
剣を握る、少し硬い皮膚が生真面目な彼の日常を伝えてくるようだ。
腰を引き寄せると、ほとんど変わらない身長のせいで、下半身がぴったりと重なる。
「ぁ…。」
ちいさく、怯えた声を出す土方が堪らない。
「お前さ…、可愛すぎるから。あんまビクビクすんなよ…。銀さんの知らないわけじゃねぇだろ?」
ねぇ?と、意地悪く耳元で吐息交じりの睦言に土方がまた悔しそうに唇を戦慄かせる。
顎を引いた上目づかいのいやらしさに、本人は気づいていないのだろうか?
怯える唇にキスをして、そのまま舌をからめようと歯列をだとれば、むずがるように抵抗される。
「…っはぁ…。ね、抵抗されても銀さん滾っちゃうんだけど?なに、煽ってんのそれ?」
土方の手を、銀時は自分の着物の合わせに滑らせる。
白い着物を押し上げる凶器に、また土方は身体を強張らせる。
「ぃ…やだ…。」
「だっからぁっ!!だめだって、土方くん。」
いちいち銀時の弱いところばかりを狙うかのような仕草をするから。
唇を合わせて、指を絡めて、匂いを交わして。
ギュッと抱きしめれば、おずおずと回される腕に、銀時は瞳を眇めて吐息をこぼす。
「ほんとお前…、めちゃめちゃ意地悪したくてたまんねぇよ…。」

 

×××

2009年10月18日
2009年11月20日再UP

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