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(18禁)組み敷いた白い体に歯を立てる。

組み敷いた白い体に歯を立てる。
じんわりと滲む紅い液体を啜ってみても、男はへらっと笑うだけ。
白い髪が月明かりを染みて銀色に変わる。
ろくに準備もしてやらずに、強引に身体を埋める。
苦しいのか苦しく無いのか。
ほんのすこしだけ強張る身体で、だが、細い指はまるで黒い男を慰める様に頬を撫でる。
唇を重ねて、唾液がぐちゃりと混ざる。
歯がぶつかる独特の振動。
腰を進めて、片手で彼の欲望を握ってやる。
少し強いぐらの力でしごいてやれば、かすれた声が零れた。
「は…ぁ…。んっ…今日は優しいねぇ…大串くん?」
「…誰と比べて言ってんだ。俺はいつもとかわんねぇよ。」
腕を回そうとするのが視界にはいり、細い手首を押さえつける。
「抱きしめさせてもくれないんだ。」
もどかしげに肩を揺らすから、浮いた鎖骨に影が濃く浮かぶ。
細い顎、浮いた肋、透ける肌。
そのどれもが厭らしく、劣情を煽る。
もっとひどく抱きたい。
土方はぐっと腰を押しつけ、歪む銀時の顔を見下ろして嗤う。
「いっちまえよ…万事屋ぁ。」
わなわなと震える睫毛に絡む滴に舌を這わし、低い声で男を追い詰める。
「あ…っ…かた……、…じかたぁっ!」
綺麗な弓なりに背中が反り、甲高い悲鳴が零れたかと思うと、薄い身体はそのままシーツに沈む。
不規則な吐息に、何の満足も感じられないまま、土方は最奥に精を吐きだした。

 

×××

2010年4月8日
2010年5月8日再UP。

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