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(18禁)いつも無愛想な男の、少しだけ焦った顔。

いつも無愛想な男の、少しだけ焦った顔。
いつも以上に無口で、必死な目。
耳元を掠める吐息が早いのを感じて、急に落ち着かない。
 

土方の愛撫はいつもじれったいほど丁寧で、銀時は必ず途中で音をあげる。
熟れて真っ赤になるまで乳首を擦られ。
先走りでドロドロになった陰茎を痛いほど扱かれて。
その間にも後蕾は無骨な指の侵入に耐えている。
土方は何も言わない。
時々銀時の濡れた瞳と噛みしめた唇を見つめて、物言いたげな口づけだけが降り注ぐ。
土方の腕のなか、銀時の白い体がひくつき震える。
「…あ…うぅっ…ん…。…かた…じかたぁっ…、ヤダ…も…。」
「…。」
黒い髪の間から、黒い瞳が銀時を見る。
それはどこかせっぱつまっていて、それが銀時をさらに追いあげる。
「ひじかた…、も…。もっヤダ…、ぃ…れて……。」
銀時の真っ赤な頬に小さなキスが一つ、二つ、三つ。
裏筋が見えるまで反り返った銀時の陰茎と、硬く膨らんだ陰嚢に指をからませたまま、土方は己の欲望をその体内へと埋めていく。
指とは比べ物にならない熱にたまらなくなった銀時は、胸から顎までをぐっと仰け反らせ、ほっそりした喉を見せつける。
土方は、その婀娜っぽい仕草に瞳を眇めると、肩口に顔を埋める。
そうすると銀時の汗の匂いが濃く鼻孔を擽った。
「ああぁっ…っ。…ごけ…動けよ…っ。」
震える指で背中をかきむしられ、土方はぐっと腰を引く。
串刺しにされる瞬間を想像してか、銀時の肩がぶるりと震える。
赤い目が土方を見上げる。
「土方…。」
不思議な色の髪をした男は、無口な男に唇を寄せる。
「…土方…、なぁ。」
「なんだ…。」
ようやく土方が答える。
その、かすれた声。
眉間に眉をよせた、余裕のない顔。
いつもはその吊り目で、冷淡なまでの表情の男が。
銀時を抱きながら、それはもう…精一杯に。
「なぁ…、俺…ちゃんと…キモチイイから。」
無口な男は、尋ねることもない。
「きもちいいのか?」とも、「どこがすきなんだ?」とも「いたくないか?」とも。
銀時の体を抱きながら、その妖しく瞬く瞳を時々みつめながら。
「っイ…あぁぁぁっ、くぅっイクぅぅ……っっ!!」
刺し貫けば、白い体が悲鳴をあげながらぐっと強張る。
次の瞬間、白濁を噴きこぼすペニス。
土方は指でソコを絞り、最後まで吐き出させてやる。
イきながら扱かれるのが気持ちいいのか、銀時の太ももがブルブルと震える。
土方はまただんまりとその様子を見つめている。
少しだけ荒い吐息と、どこかほっとしたような瞳。
白くなる意識の中で(かわいいなぁ…。)と銀時は思った。

 

×××

土方さんって無口じゃないですよね…。
2009年9月20日

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