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銀時+沖田、土方+沖田、+遊戯王 「大串くん大串くん。君だったらブルーアイズとブラックマジシャンどっちが好き?」

「大串くん大串くん。君だったらブルーアイズとブラックマジシャンどっちが好き?」
「…なんの話だ…。」
眉間に皺を寄せる土方の脇から、栗色の頭がひょこりととび出す。
「俺だったらウィジャ盤使いますけどねぃ。」
「おぉっ、沖田くんらしいセレクトだね~。」
銀時がにんまり笑い、青年の頭を撫でくり回す。
「…ばかばかしい。なんだか知らねぇけど俺は巡回中だ、てめぇなんぞにかまってらんねぇんだよ。」
土方は苛立たしげに紫煙を吐くと銀時の横を通り過ぎていく。
「あれぇ~、大串くんてばご機嫌斜めだねぇ。沖田くんなんでか知ってる?」
困ったように銀髪頭をがしがしかきまわして尋ねる銀時に、ばかですねぃと沖田は笑う。
「それですよ、旦那ぁ。」
「それってなによ?」
沖田は土方の後ろ姿を追って歩き出す。
「好きな人には名前を呼んでほしいもんでさぁ。ねぇ、坂田くん。」
ひらひらと手を振られ、銀時は苦笑する。
「そんなことゆったってねぇ…。好きな子ほど素直に名前なんて呼べないのよぉ。」
手のひらには青年の柔らかな髪の感触。
触ってみたいのは、本当は彼のではないのだけれど。
「俺ってば純情~。」
 

「土方ってば待てよコノヤロウ。」
追いつき悪態をつけば、ギロリと睨まれる。
(うっわ、マジで機嫌わりぃし…勘弁してくだせぇよ旦那ぁ。)
「どうしたんですかぃそんなに苛々して。マヨ切れですかぃ?」
「っせぇな…。なぁ、総悟……。」
「何ですかぃ?」
「ウィジャ盤ってアレだろ?なんかどっかの民族の占いするヤツ。」
(そっちですか副長…。すんません旦那、間違えました…。)
 

大好きだから意地悪したい。
(なぁ、土方くん。)
大好きだから話をしたい。
(なぁ、…十四郎…くん。)
大好きだから…知りたい。
(おい、万事屋。)
自分の知らない話を他の奴とするなんて、許せない。
(おい、…坂田銀時…。)
 

「なんでぃ土方さん知らねぇんですか?カードゲームでさぁ。」
「…ゲームなのか?」
「そうですよ。モンスターカードとか魔法カードとかあって。それで戦うゲームなんですよ。」
「ふぅん…。」
「……駄菓子屋でも売ってますぜ。山崎が最近ハマってて、沢山もってますぜ。」
「…ふぅん……。」
「今度やってみますか?俺のサディスティックデッキには手も足も出ないでしょうがね。」
「んだとこの野郎っ!!いい度胸だ、勝負といこうや。」
「…単純なくせに単純野郎でい…。」
「なんか言ったか総悟。」
「なんにも。勝負になるといいですねぇ。」
「遊びだろうと戦うからには負けるつもりはねぇっっ!」
(万事屋の旦那とですよ…。)
思ったが沖田は黙って土方を見上げた。
どうやら土方の機嫌は直ったようで、相変わらずの仏頂面のまま紫煙を吐きだした。

 

×××

遊戯王カードとかやったら、銀魂キャラだったらどんなデッキ作るかなぁと思って。
絶対S星王子は獏良くんみたいなじわじわいくデッキにしそうだなぁとか。
神楽だったら城之内みたいなギャンブルデッキ好きそう。
遊戯みたいなバランス取れたのは山崎あたりか?
んで、新八は舞みたいな感じでお通ちゃんを強化していくような…って、ありましたねそういや原作で;;
2009年8月26日

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