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高杉の細い足が銀時の腰を挟み込むように絡みつく。
「きもちいぃ?」
耳たぶに噛みつけば、ぶるぶると震える背中。
黒髪を撫でて、ほどけかけた包帯を弄ぶ。
隻眼がゆらりと瞬き、きょろりと銀時を見やる。
「は…ぁ…。ぎ…とき。」
「なに?」
ゆっくりと腰を揺らすと、高杉の唇が吐息で震えた。
「あっ……。」
喉をそらして胸を上下させる身体を抱きしめてやる。
痩躯は快感を得ようとしているのか、逃れようとしているのか。
ぎゅぅっと腕を回して、その体温を確かめる。
こうして腕に捕らえても、高杉は遠くばかりを見ているような眼をする。
「…晋介…、キスしてよ。」
白い顔がゆっくりと近づいて、重なる。
細い腕が銀時の首に絡みつき、銀髪をくしゃくしゃにかきまわしていく。
くちゅり…、舌が絡んで、でも、欲しいものが何なのか、お互いにわからない。
子供のころから一緒にいるのに。
高杉の黒髪が乱れ、するりと包帯がほどける。
瞼にキスを落として、銀時はキモチイイことだけに思考を切り替える。
2009年11月16日
2009年11月20日再UP
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